Gaiole in Chianti2013~オリーブを絞る~

さあ、搾油所に行きます!

Rocca di Castagnoliのオイルは、トスカーナらしいピリ辛さと芳香を持っています。
この夏、毎日40度近くあった南イタリアで頂き、開封してもう3か月経とうとしているのに、その芳香と味わいは衰えません。
これが昨日収穫したオリーブの実です。
美しい☆

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Roccaでは、オリーブの樹をほとんど手を掛けずに育てているようです。
これからオイル生産の本腰を入れるとのことで、剪定もあまりされていません。野生のままに近い状態。
当然、実の量は減りますが、でもその分、実自体は非常に強いものが出来ているような気がします。

有機農法より、本当の有機と言ってもいいかもしれません。

ここの搾油所で絞っています。
農園からは車で10分ほどでしょうか。

静かな丘の上にありました。
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搾油所には、近隣のオリーブ農家たちが次々と収穫した実を運び込んできます。順番待ちです。
私たち、と言ってしまいますがRoccaも積み込んできた実を早速搾油ラインに乗せます。
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順番が来るまで、搾油所の見学です。
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外観とは裏腹に、内部には新しいマシンが。

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これは前の方たちのオイル。この後フィルターに通します。良い香りが漂います☆



よし、次は私たちの番!
とワクワクしながら待っていると・・・

なんだか、ラインが止まってしまいました。

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トラブル発生です。

どうやら前の人の実の中に、石が混ざっていた様子。

それが原因で故障。部品を交換しないことには動かない事が分かり、それまで待機です。

これが日本だったら、弁償ものです。
機械もそうですし、日にさらされているオリーブの実。せっかくの美しい実が。。。

でも、ここで怒って「お前のせいだ!」なんて詰め寄ったり、言い合ったりしないのですよね。誰もが、ま、仕方ないか。といった雰囲気。
もっと些細なことで、大騒ぎするくせに。
イタリア人の怒るツボが、今だによく分かりません。(笑)



では、この間にお散歩でもしましょうか?と言われ、Gaioleの街に行くことになりました。

でも、その途中、というより搾油所のすぐ近くですが、Vertineという可愛らしい町がありここにも寄ってみました。
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猫に誘われて。
5分もあれば一周できてしまう町、いえ、村ですが、どこか雰囲気があるのですよね。


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トスカーナを旅していると、どんな小さな村にもこうした塔があります。
理由を聞くと、力の誇示だそう。囚人の幽閉にも使っていたそう。
なるほど。


そして、ガイヨールの街へ。
キャンティのシンボル、雄鶏が迎えます。
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何故、キャンティのシンボルが雄鶏なのか。これも初めて知りました。
本当に、初めて聞くことや知ることが一杯!


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今回泊まったCastagnoliや、先ほどのVertineも載っています。


街中のバールで、といっても1軒だけでしたが(笑)、ランチをささっと食べ、もう修理が出来ているかなぁ~と搾油所に戻ります。


と・・・

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先ほどのまま。

残念。


そして、私のガイヨール滞在時間もこれで終了です。時間切れです。

結局、Roccaの翡翠の雫を見ることなく、この地を離れました。





もちろん、あの最初の滴を見る瞬間、それに立ち会えなかったことは残念です。

新油のあの翡翠の滴の瞬間。

でも、それは生産者の為の物です。

一年の結晶です。

突然日本から、その時だけに訪問した私の為の物ではありません。


残念と思う反面、これで良かったのだと思う気持ちもどこかにあったのです。説明は難しいのですが。





前からの記事に続く、この記事。

単にトスカーナの田舎のワイナリーに滞在する旅ですね。

でも、オリーブオイルソムリエの私にとって、オリーブ農園と搾油所だけを訪ねる旅より、はるかに色々な勉強ができました。

今回も色々な方にお世話になりました。

本当にありがとうございました。感謝するばかりです。

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この記事へのコメント

  • MONTA

    絞りたてのオリーブオイル、どんな風味と味なのでしょう。
    絞りたてのオイル、綺麗なグリーンですねぇ。
    これをフィルターを通すとの事ですが、必要以上には通さないですよねぇ~?
    程良く成分が残るように。
    イタリア人の起こるツボ、今後の課題でしょうか(^^。
    2013年11月12日 18:17
  • MONTA

    起こるでは無くて、怒るでした(^^;
    2013年11月12日 18:18
  • MONTAさんへ。

    新鮮な野菜のように、植物の香りそのものです。
    味わいはピリリと辛みがあり、本当に美味です。
    そう、おっしゃる通り、過剰には濾過しません。
    そうですね、笑のツボは世界共通ですが、怒るツボというかポイントは世界各地違うのかなって思います。今後の課題ですね。(笑)
    2013年11月16日 09:54
  • MONTAさんへ。

    あ、そう、怒る。
    でも、ある意味起こる。。。ですね。(笑)
    2013年11月16日 09:55
  • smile

    美しいオリーブの実から絞り出された「オリーブオイル」
    一度お味と香りを実感してみたいと思いました。

    ラテン系の方って大らかですよね。
    騒いでもどうしようもない事には騒がないように
    感じました。
    たとえば何の理由もなく電車が遅れた場合
    日本人の多くは理由を追及すると思いますが
    ラテン系の方って「あら…まぁ~」なんて
    待っていますものね。
    2013年11月24日 15:37
  • smileさんへ。

    smileさんのところからならば、大分県でもオリーブ農園があります!でもこうして絞りたてを味あわせてもらえるかなぁ。
    小豆島ならば確実です。
    来年の秋に是非!

    おっしゃるとおりかも、どうにもならない事には騒がないのかな。。。電車はまず遅れますからね。それに対して騒いだりはしませんね。それに、日本のように分刻みのスケジュールは彼らは組みませんしね。(笑)
    2013年11月27日 09:24

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