2019オリーブ旅~イタリア・テルモリ~魚介

もう少し食のこと。

モリーゼ州テルモリは先の記事でも書いたように、アドリア海に面しています。その為、魚介を良く食べます。
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これはイタリアを旅していて気付いたのですが、シチリアも含めティレニア海に面している場所では魚介は食べても生では食べません。

ところが、反対側の海、アドリア海側ではたとえばプーリアもそうですが、生で魚介を食べます。牡蠣はもちろんのこと、海老、烏賊などや、貝もムール貝やアサリのような2枚貝も生で食べるのです。初めての時はちょっと恐る恐るでした。

前回テルモリでシャコの生を頂いた時、美味しさに衝撃を受けました。日本では寿司ネタの茹でたシャコしか食べたことがありませんでしたし。生のシャコの甘さと美味しさ。甘エビより美味しい!と思いました。

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これは、テルモリのスーパー。なんと、全国展開のCONADです。こんなに魚介が充実しているのです。
どの地域にも、肉とチーズはカウンターがあり、店員に口頭でオーダーします。
でも、魚コーナーがあるのは初めて見ました。市場みたいですよね。
しかも、朝9:00オープン直後に行ったのですが、これだけしっかり揃ってるし、ここ目当てのお客さんが並んでる。


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これは、鯖。新鮮~


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これは魚介スープや出汁用。


どれだけ家庭で魚介を使っているか分かりますよね。
パックに入っている魚介もあったのかな。見ていないので分かりませんが。。。イタリア人は買い物は対面を好みます。その時々で欲しい物を好きなだけ買います。常連になって自分の好みを把握してもらうことも好きみたい。
買い物の合間には会話が必ず。

「娘が週末にローマから帰って来るから、夕食に、、、」と客。
店員も「うちの従弟もローマに、、、」なんて会話に。
こういう時は、絶対におとなしく待つこと。急かしたりなんかしたら、ギロッと睨まれます。

何度かそういう場面に出くわしましたが、一瞥して、そのまま無視か、良くて手で列を指して首をすくめる。
日本人は行列慣れしていると思いますが、こういう待ち方は慣れてないのですよね。時間に余裕が無いと、イライラします。


余談ですが、成城の(住所は調布市です)サルメリア69は、完全にイタリアンスタイル。
前の客が店主と単に雑談していると思ってはいけません。買物しながらの会話なのです。割り込むと店主に睨まれますよ。(笑)
ちゃんと順番は把握してくれてますので、大人しく待ちましょう。
美味しい生ハムやサラミなどをその場でスライスしてくれます。いつも美味しいです!
時間と心にゆとり持って、店主にハムの質問などしながら、楽しく買物してください。


オリーブの事は、、、、もう次にします。(笑)
食のことをまとめます。

2日目の夜は、海辺の魚介レストランへ。私が、生のシャコの美味しさが忘れられない。。。と言ったので、早速Giorgioが予約してくれました。

Osteria Dentoro Le Mura オステリア デントロ レ ムーラ 直訳すると「城壁の中のレストラン」

その名の通り、城壁をくりぬいた入口。
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この夜はTamaro一家と。Girogio,Gioconda,Antonio,Giuseppe e Regina 一家全員、勢ぞろいです。
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先ずは乾杯~♪
Girogioはスローフード協会のメンバーで、この店のオーナーシェフともとても親しく、乾杯のスプマンテはお店から。


mure03.jpg母Giocondaと二男Giuseppe。似てますよね。


前菜盛り合わせは、「Crudo生」か「Cotto加熱」かと聞かれます。これは3年前もそうでした。
私は「Crudo」を。
生の魚介の盛り合わせが運ばれてきます。
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シャコ~♪
ジョルジョが自分のシャコを一尾分けてくれます♡ありがとう~
やっぱりシャコ、美味しい!!甘くて。

牡蠣はここテルモリの天然牡蠣だそう。小さいけれど、旨みがギュッと。
海老も甘く、左奥の鮪のタルタルも美味です。日本で食べるより臭みがあるので、レモンをたっぷりと。そして、Tamaroオイルも。

一緒に飲んだモリーゼ州の白ワイン。
mure05.jpgペコリーノ種。
アブルッツオ州の種でもあります。モリーゼはアブルッツォ州から派生した州です。


前菜でかなりお腹が。。。もちろんパンは食べていませんが。
次はパスタ。前回はクリームタイプだったので、かなり重く、美味しくとも食べられませんでした。
今回はどんなパスタだろう。。。と期待半分恐れ(笑)半分で待つ。

来たのはPasta in Brodo スープパスタです。
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澄んだ黄金色のスープに折ったスパゲッティが浮かぶシンプルさ。

絶対に美味しい、これ!とスプーンを取りました。

もう、止まりません!!
魚介の出汁がしっかり出ているのに、魚臭みはなくて、何というか日本のお出汁のようです。鰹や鯖や昆布などの。でもイタリアの味。
これが肉の出汁だったら、手打ちのもちもちしたショートパスタが入った事でしょうが、シンプルにスパゲッティ。

あんなにお腹一杯になることを恐れていたのに、スプーンを置けず。(笑)
一気に食べてしまいました。

美味しかった~♡


もうこれで大満足。
ですが、ここはイタリア。当然ながらこの後、更に美味しいメインをシェフは用意しているはず。
しかも、地味なビジュアルが続きましたから、きっと華やかな感じの。

予想通り!
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Zuppa di Pesce 魚介のスープ

と言ってしまえばそれまでですが、シャコや魚、もろもろの出汁が、さきほどのパスタの出汁と違い、魚介の旨みが前面に出ています。
トマトと合った時の旨みも加わり。
お腹一杯なのに、このちょうど良い具合にこんがりトーストしたパンを浸すと、、、止まらない~

一緒に頂いたのはやはりモリーゼ州のロザート。
ロザートをリクエストしたのは私です。もう、即これをソムリエさんが持ってきました。
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ティンティリアという品種で、赤ワインになることが多いのですが、こうしてロゼも。
香りは良いし、味も良いし、日本に持って帰りたい~!と思ったら、日本に輸出されているとのこと。
それは楽しみ♪


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大好きなTamaro一家と、美味しい物を囲んで、食べて、飲んで、話して、笑って。

今夜も幸せな夕食でした。


夕食後ゆったりと散歩しながら、帰宅。

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「夏はすごい人なんだよ、ここは。歌や歓声やざわめき、そして人がひしめいているんだ。」と。
それを想像しながら、人けのない静かな夜の石畳を歩きました。昨年の夏、シチリアのサレーミでのブジアーテ祭りみたいなんだろうなぁと。

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消化の為にもう少し散歩したかった(笑)


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