2019オリーブ旅~アブルッツォの宿 アグリツーリズモ

車を借りるスケジュール上、アブルッツォのキエーティに2泊必要。
最初は駅近くのホテルにしようかと思ったのですが、せっかく車があるのだからと、街から離れたアグリツーリズモに滞在を決めました。

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料理レッスンもしているようで、写真も美味しそう♪
ただ、最低3泊からでサイトでの予約がはねられてしまう。
これは直談判しかない。得意技(笑)

2日後にお返事が。どうぞ~と、快諾。イタリアらしい。

が、最初のメールに日程書いたにも関わらず、いつですか?と。読んで無いんだな、ちゃんと。
これもイタリアらしい。(笑)


返信するも、それから返事は来ず。
まぁ、文字通り便りの無いのは良い知らせだろうと、そこに泊まる前提で計画を立て。

出発3日前に、待ってます!との返事が(笑)

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そして、ちょっと道に迷いながら到着。

ここもオリーブ農園を持っていることはチェック済み。

オリーブ畑の奥に素敵な建物♪

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もうオフシーズンなので、人は居ず、しんとしてます。
ちょっと不安を覚えた所へ、にこやかに女性が登場。
オーナーご夫妻の奥さんでした。

後で分かったことですが、この週末で今年はクローズでした。
夏はプールもあるこのアグリツーリズモ、とっても人気のようです。

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左に少し写っているのがプール。右のオリーブは300年は経っているはず。

農園に滞在するアグリツーリズモについてご説明を。
アグリカルチャー(農業)と、ツーリズモ(旅行)の造語です。略してアグリと呼んでしまいますが、アグリは本当にピンキリと言いますか、いろいろでして、格式高いホテルのようなアグリもあれば、農業を営む一家が離れや2階のお部屋を宿にしているものも。

ここは中間からちょっとお洒落な感じ。何せ、プールがありますしね。春から夏に掛けてはウェディングもしています。
写真を撮りそびれましたが、素敵な会場があるのです。通常そのスペースは宿泊客や訪問者用のレストランに使っています。

さて、話は戻り。。。

到着し、お腹が空いているからランチを食べたいと伝えると、奥さんマリアがパスタなら出来るよ。と。

もちろん、それで~♪



荷物を部屋に運び、周囲を散策しようかと思ったら、ご主人らしき方が。

挨拶し、話ばもちろんオリーブオイルの事に。

今年の状況、地元品種の事、搾油の事。。。ご主人アルマンドとの会話。止まらない~



結局、ご家族のランチに混ぜて頂きました。
ご夫妻とおばあさま、街での仕事から帰って来た長女と、アグリの仕事を手伝っている次女。

長女はJEEPのディーラーに勤めていて、私のレンタカーに早速コメント。
良い車借りたのね~と。

そこで、顛末を話すと、それはラッキーね!と。


家族だけのランチでも、きちんとテーブルセッティングするのは、イタリア。


アフェッタートミストと呼ぶ生ハム類のスライスと、パン。
これはイタリア全土共通の前菜。

パンには、このアグリの新オリーブオイルをたっぷりと掛けて。アルマンドは、「これが最高なんだよな」と。
本当に。

搾り立てのオイルをカリッとトーストしたパンにたっぷりと。それが自分のオイルならば、幸せ極まりないかと。



パスタはラビオリと聞いていました。

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リコッタチーズとほうれん草を包んだパスタ。
生地はもちろん手打ち。

モチモチの生地に優しいお味のフィリングと、濃厚なトマトソース。
このソースも自家農園のトマトを使い、夏に大量に作るそう。


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とっても美味!
大きいので、3つだけ頂きました。


もう一種パスタが。
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地元品種の小麦の全粒粉で打った太めのパスタ。
やはりトマトソースを。
バジルほんの少々で香り付け。

このパスタがまた美味で。小麦を噛みしめると、香りや甘味がどんどん出てきます。

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こうしてパルミジャーノを掛けても美味。


これぞ、イタリアの田舎料理。
見た目は地味だけれど、途方も無い美味しさが詰まっている。

まさに、こんなパスタが食べたくてここに泊まりたかったのです。
大満足。


お食事中も、オリーブの話や、日本の話。
必ず、本当に必ず、100%聞かれる事。

東京の人口と広さ、家の価格、平均年収。
都心マンション相場を伝えると、田舎の人たちはのけぞります(笑)



お部屋は4人家族泊まれる広いタイプ。
お客は私だけでしたし、どこでも良かったみたい。

清潔で機能的で申し分無い。
そして、広いテラスが付いていました~♪

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テラスからの眺めも素敵。
晩秋の色づいた里山や畑。
鳥のさえずりや、地元の教会の鐘の音が時折。


ランチをいっぱい頂いたので、腹ごなしにお散歩。
穏やかな日で、秋の静かな夕暮れが心地良く、のんびりと過ごしました。

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あら、ミルトがあるではないですか~♪サルデーニャ島以外で見るのは珍しい。

我が家のテラスのミルト、この旅の前に収穫してミルト酒を仕込んできました。
でも、ちょっと収穫早かったんです。
やはり旅の後にすればよかったな。

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オリーブ畑にはこんな井戸も。
良いですね、灌漑が出来ます。



散歩から戻るとオーナー夫妻が、「今夜はピッツァを食べに行くんだけど、一緒にどう?」と。

うーん、本当はアグリの料理を食べたいのにな~。
昼のようなパスタを作るところを見たいし、できれば教えていただきたいし。。。


でも、この日は土曜日ですし、夏の忙しいシーズンからようやく終了するこの週。きっと疲れてしまって料理作りたくないんだろうなと思い、
「もちろん、ご一緒します~」と返事をして


町のピッツェリアへ。
土曜の夜で出掛けて来ている人は多いし、時間も少々遅く、全く駐車スペースが無い。
イタリアは有料で車を停めるという概念がありません。路肩にタダで停めるのが通常。

通りをぐるぐるしながらスペースを探し、なんとか駐車。

地元で人気のピッツェリアのようで、かなり広い店でしたが、満席。
待っている人も数人。

少し待って席に。

ビールとピッツァをオーダー。王道ですね。


私はサルシッチャが乗ったもの。

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日本でサルシッチャと言うと、ソーセージと訳されてしまい、なんだか加工食品の代表選手になってしまいますが、イタリアのサルシッチャは本当に美味。

ペースト状でなく、もちろん粗びきの肉とハーブがたっぷり入っていて。
そのまま焼いて食べるよりも、出汁の代わりにもなる挽肉として使うほうが多いかも。生のままケーシングから出して挽肉として炒め物に入れたり、こうしてピッツァに乗せたり、パスタのソースに使ったり。

マリアはブロッコリーが乗ったピッツァ。
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上には胡桃がたっぷり。
これも美味しそう~♪


そう、日本のようにイタリアではシェアはしません。ピッツァはあくまでも一人一枚。

イタリアでも糖質を気にする人がとても多く、今回の旅では全粒粉の選択肢が非常に増えていました。
特に、モリーゼやアブルッツォ州は穀倉地帯のせいか、粉の選択肢が多い。

このピッツェリアでも、普通の粉か全粒粉かと聞かれました。
全粒粉を選択。

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今まで、パスタもそうですが、全粒粉はあまりおいしくないというイメージを持っていましたが、このピッツァは本当に美味でした。
生地が芳ばしく、もちもちで。


ところが、、、

お昼をたっぷり食べた私は、もう10時近いこの時点でも沢山入りません。
遅い時間に大量に食べる習慣も無いので、胃が閉じているというか。


結局、半分しか食べられませんでした。あー、残念。

今回も思う。胃が5倍くらい大きかったら。(笑)




さて、翌日。
例の山の麓のトンマーゾの農園へ。

帰りはカーナビに惑わされ、、、
またもや通行止めの道を表示されてしまい、また迷ってしまったので暗くならないうちに帰りたかったのに、アグリに着いたらもう真っ暗。


アルマンドが夕食は8時くらいからだよ。今夜は娘たちとその友人や、僕たちの友人も一緒だよ。
と言われたけれど、トンマーゾとのランチでお腹いっぱいだったので、夜は本当に軽いものだけで。と伝え部屋に。


8時過ぎにレストランに降りていくと、ちょうど賑やかに夕食が始まるところでした。
本当は明日の朝が早いので、清算の為に降りて行ったのですが、当然のようにテーブルに誘われて。


結局、少しづつですが頂きました。

これがまた美味しかったのですよね~


特にメインの仔羊のグリル。

昼にレストランで食べたものより、数倍美味。

焼き加減が最高。


アルマンドにそれを伝えると、「そうだろ~、焼き方次第なんだよ、仔羊は」と。得意気。

いや、本当に美味しいもの。


清算の予定だったので、カメラもスマホも持ってなかったので、写真が一枚も無いのが悔やまれてなりません。

途中で取りに行けばよかったなぁ~


次女のフィアンセが大の日本好きで、春に日本に行ったばかりだと言う。もう日本の話をしたくてたまらない様子。確かに日本の文化や習慣の事をよく知っている。
そんな話や、アルマンドたちの友人の旅でのハプニング特集のような笑い話などでテーブルは終始賑やか。

マリアとはこの夜にお別れの挨拶を。朝起きられないからと。(笑)

アルマンドは明日も朝食を用意してくれる。


朝食は甘いものより、塩気のものが欲しいとリクエストしていたので、2日とも生ハムとチーズが添えられていました。
コーヒーも美味しい♪


そんな朝食をゆっくり頂いて、出発。
アルマンドが見送ってくれました。


ここに来て良かったな。
ホテルに泊まっていたら、一人でどこかのトラットリアで食事をしていただろうし、こんなに色々な人とお話することも無かっただろうし。


旅は出会い。
旅は人。

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