Gaiole in Chianti2013~トスカーナの中世~

ガイオーレという初めて聞く街。ワイン好きな方ならば、きっとご存知。
知り合いの日本人女性がこの地の農園に携わっており、彼女を訪ねました。待ち合わせはこれまた初めて聞く駅名、モンテヴァルキ。

トスカーナ州のまさにキャンティ・クラシコの中心地に、その農園Rocca di Castagnoliはあります。

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旅行直前まで慌ただしく、彼女の会社がどんな所にあり、どんな農園なのか良く知らずに出向いたのですが、着いて驚いたこと!

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パノラマモードで撮っていないので、少々見苦しいですが、それでもこのスケールをお伝えしたくて。
とはいえ、この建物に隠れてこの裏には更に更に建物が連なっています。

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Roccaというのは、お城を守る要塞という意味。
中世からその姿を変えていないその要塞に泊めて頂いたのです。戦争の影響が無かったこの地は、こうして中世の建物が多く残っているとのこと。


美しいトスカーナの風景の中、すっかりタイムスリップしたような気分です。
家具やプレイボードなども当時そのまま。
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でも、お部屋はもちろん心地よく整えられ、イタリアでは常に問題のお湯も快適。
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と、先にお部屋のことになってしまいましたが、このRoccaはワイン生産がメインの会社です。何百年も昔から城主の下でふどうを栽培し、ワインを生産してきました。

オリーブの樹も何十年も経っていますが、Roccaが本格的にオリーブオイルを販売し始めたのは最近のことと言います。

この夏の旅の終わりに、ナポリに寄ったのですがその時に彼女に会い、オイルを分けて頂きました。トスカーナらしい強さのある美味しいオイル!とても気に入りました。
それで今回の旅で、是非ここの農園と搾油所を訪ねたいと、思ったのです。
年中出張でイタリアや海外に出かけていらっしゃる彼女が、ちょうどこの時には会社にいらっしゃるとのこと。幸運です!


さて。
荷物をほどき、早速農園に連れて行って頂きました。

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収穫2日目。
例年ならばもう少し先とのことでしたが、天気予報でこの先雨が続くことが分かり早めたようです。
雨が降ると収穫は大変ですし、もちろんオリーブの実も水分が多すぎて良くありません。でも、乾燥した土地ならばまた別の話ですが。
オリーブの違いは品種だけでなく、土地、気候、収穫の仕方、すべて違ってくるのです。
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点在する畑、何千本もあるオリーブの樹、当然人手が必要で外国人たちのグループが活躍しています。ただ、まだ初めたばかりで収穫の流れが軌道に乗るのは、明日くらいでしょうか。

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私も少しですが、お手伝いをしました。手伝ってみると収穫が楽な品種、そうでない品種、色々あるのが分かります。
収穫、無心になります。


そして夕方。
お部屋に戻り、シャワーを浴びてアペリティーヴォ。

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流石に、一人で泡を空けるのはためらい、ビールです。乾いた喉に美味しいこと。

そうなのです、ここトスカーナでもミラノ同様暑かったのです。温かい、のではなく暑い!

陽が落ち、あたりが暗くなるまで、窓からの景色を楽しみました。贅沢な時間です。


夕食の前に試飲はいかが?と、彼女に聞かれ、もちろん!と答えた私。
オイルではなく、ワインです。(笑)
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夕食はこのRocca全てのオーナーの邸宅で頂きました。
オーナーは不在でしたが、お料理をする女性はいて、これまた正にトスカーナという食事を美味しいワインと共に頂きました。
私たちの為だけにセッティングされたテーブル。贅沢です☆
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キッチンにもお邪魔して写真を撮りました。
年代物の暖炉から、近代的なオーブン。思わずガスコンロの火口がいくつあるか数えてしまいました。
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こんな素敵なキッチンを、田舎の家に持ちたいものです。
暖炉で煮炊きする料理、ローストする料理、、、、想像するだけで楽しい!
一日ここに居いても飽きないでしょうね。


こうしてワインを並べているのが、今回お世話になった日本人女性。この会社でのお仕事はワインの拡販。ソムリエの資格もお持ちで、当然ワインには詳しい。
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トスカーナのシャルドネがこんなに爽やかで心地よいとは知りませんでしたし、キャンティ・クラシコの魅力も再認識しました。
最近覚えた食事とのアッビナメント(マリアージュ)の楽しさも、ここでも。ワイン単体の時、食事と一緒の時。面白い。

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ブルスケッタ。塩もないトスカーナのそっけないパンは、焼き目を付けてブルスケッタ。
トマトの味を引き立てるパンです。
もちろん、使っているオイルはこちらのオイル。やっぱり合います!

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シンプルなトマトソースのスパゲッティ。思わずお代わり。

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これが、Rocca di Castagnoliのオイル。
美味しいだけでなく、ボトルもおしゃれ。これは買う立場からみると大きなポイントです。

オリーブオイルを日常からたっぷりと使って頂きたいともちろん思っていますが、でもやはりまだまだ質の高いオリーブオイルは高級品。
だとしたら、ボトルもおしゃれだと嬉しいですよね。

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野菜もたっぷり頂きました。こうした生野菜、イタリアではあまり食べられませんので嬉しくってやはりお代わり♪

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薪で焼いた、トスカーナの有名なキアナ牛。薪の香りがほんのり、しっかりと噛み締める赤みの肉!
そして、ミネラル感たっぷりのキャンティ・クラシコを含む。
トスカーナの醍醐味です!



静かな要塞でぐっすりと眠った翌日。
早く目が覚めたので近くを散歩。秋の山の村。静かです。

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猫と言えば逃げるのかと思えば、この猫走ってきてすり寄ります。珍しい!


今日は、搾油所の見学です。

いえ、その前に朝食!(笑)

素敵なレストランで朝食を頂きました。
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イタリアの朝食は基本的にコーヒーと甘い物。
ジャムを塗ったクラッカーだったり、中にたっぷりとジャムやチョコクリームが入ったクロワッサンですが、塩気の物を食べるかとレストランの男性に聞かれ、食べると答えると、これが!
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いえ、これは皿から最初に取り分けた分でして、この倍は頂きました。
さすがにワインをとは言いませんでしたが。(笑)


たっぷり朝食を頂いた後は、カンティーナ(ワイナリー)を案内して頂きました。
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こうした大樽が、ズラリと並ぶ様は圧巻!


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ここは、今年収穫し絞ったばかりのワインが入っています。
入れて放っておくわけではないのですよね、もちろん。何人かの男性たちが、日々の作業に追われていました。

ワインはただ美味しい、と飲むだけの私でしたが、収穫から出荷までの流れ、キャンティならではの樽のこと、熟成のこと、品種のこと、色々教えて頂きました。今回は日本語ですからとてもよく理解できます。
ワインを保存するとき立てるのか寝かせるのか、その正解も初めて知りました。
とても興味深く、有意義な時間でした。



さて、搾油所・・・

ではなく、ワインの試飲をさせて頂けることに。
なかなかたどり着けない搾油所。(笑)

でも、こんな回り道ならば大歓迎!
ここからは、ワインテイスティングの担当のイタリア女性が。
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同じワインで年度が違うもの。

試飲と言ってもプロではありませんので、ただ美味しい!とか、これ好きです。と感想を述べるだけ。まだ午前中ですし、これからの予定を考え、飲み過ぎないようにだけ注意しましたが。

とても楽しい時間でした。
いえ、ワインが飲めるからというわけではなく、これだけのバリエーションを比べられることはそうそうありませんし、ワインから香りを取るのが楽しくて。

第一印象の香り、奥から漂ってくる香り、しばらくしてから立ち上ってくる香り。
オリーブオイルは絞っただけの物ですが、ワインは熟成させていますので、当然香りも複雑。いい勉強になりました。

同じ品種でも畑が違う、ブレンドで違う、年度で違う…
この年度、これがオリーブオイルと大きく違うところ。何年も保存しないのでこの「年度」という概念がありません。
もちろんオリーブオイルもダイレクトに気象条件等の影響をうけますので、その年で味わいは変わりますが、10年前の実物と比べることはあり得ません。

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びっくり!
11種も試飲しました。
中にはとても貴重なワインも。ずいぶん贅沢な試飲です。

昨夜の食事の時に頂いたワインももちろんあります。
でも、食事と一緒に飲んだ時と、こうしてワイン単体を味わった時と、また違った印象になるのも面白い経験でした。
これも、オリーブオイルと同じですね。



さて、今度こそ、搾油所です!

でも、ずいぶん長くなったので、次の記事にします。(笑)

続きはこちらです ⇒ Gaiole in Chianti2013~オリーブを絞る~


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この記事へのコメント

  • だいぼー

    お腹いっぱいになった…笑
    2013年11月11日 18:17
  • だいぼーさんへ。

    ですよね~(笑)
    でも、また食べたい!
    2013年11月11日 23:46
  • MONTA

    幾ら自分の所の農園に気を使って居ても、近隣から農薬等が舞い込んできたら台無し。
    こう言う場所で作る必要が有るんでしょうねぇ。
    そして凄いキッチン。
    日本のセセコマシイ物とは別物ですねぇ。
    薪で焼いた地元の牛さんですか。
    何となくですが、不味い訳が無い印象です。
    ブルスケッタ、一度作ってみたいですねぇ~、我流ですが。
    2013年11月12日 18:23
  • MONTAさんへ。

    おっしゃる通りです!
    無農薬でやっていても、すぐ隣の畑が使っていたら、農薬が飛んでくるし土壌を通じてももちろん影響大ですよね。
    イタリアより、日本でそういう問題がかなりあると聞いています。
    イタリアは実はヨーロッパの中でも特に有機栽培が盛んです。色々理由はあるのですが。

    キッチン、素朴だけど必要なものがそろっていて、素敵な空間でした。こんな場所、憧れです~
    地元の牛を焼いて食べる。。。まさに地産地消です。美味しいに決まってます。
    ブルスケッタ、簡単ですよ。MONTA農園にトマトができたとき、それをざく切りにして塩とオリーブオイルを混ぜる。パンはとにかくシンプルなパン。フランスパンのようなパンをカリッとトーストして乗せるだけです♪ガスコンロの火で直接軽くあぶってもいいかと。
    2013年11月16日 10:00
  • smile

    中世の要塞でお泊りできたとはラッキーでしたね。
    どんな夢を見れたかしら?

    ワインの試飲 こんなにたくさんですか?
    羨ましい~です。
    2013年11月24日 15:26
  • smileさんへ。

    本当に思ってもみない場所でお泊りで、びっくり&ウキウキでした♪
    夢はですね、覚えていません(^^;
    本当にぐっすり眠りました。

    ワインの試飲、楽しかったです!あれだけ、しかもストーリーがある試飲は初めてです。いえ、もうないかも。
    あの後予定が無ければ本当に酔ってしまう所でしたよ~
    2013年11月27日 09:21

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